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学年末エキシビジョン

2022年3月12日に初めての「学年末エキシビジョン」を実施しました。

学年末エキシビジョンとは

生徒たちが1年を通して何を行ってきたのかを「5分間」で、保護者の方や、外部講師で関わってくださった方々にプレゼンテーションすることを設計しています。

発表会ではなく、プレゼンテーションであることを意識して、準備をしてもらっています。コース長から生徒には、何度も以下のコメントが伝えられていました。

「自分のことを伝えてください」
「その伝え方で、自分のことは伝わっていますか?」

何度も何度も、そう問われて、リハーサルを繰り返してきました。大人でも大変だろうなと感じることをお願いしてきました。
たとえば、

  • 「原稿は持たず、自分の言葉で話してください」

  • 「オーディエンスの方を向いてください」

  • 「これは、あなたたちの時間です」

このようなお願いばかりを続けてきました。

エキシビジョン当日

受付から、司会進行まで、生徒たちにお願いしました。外部講師の方に向けての、Youtubeをつかった配信や、音響・照明は大人の方で行いましたが、次年度以降はこのあたりも生徒たちにお願いしたいと思っています。

来年度は配信係も生徒に担ってもらいたいですね

オープニングも有志の生徒たちがムービーをつくり、

本校のバンドの楽曲の歌詞動画を作成

2時間以上に渡って、1期生のプレゼンテーションが行われました。それぞれのテーマを背に、5分間の等身大のプレゼンテーション。発表の内容は、ここに書くことを控えさせていただきますが、生徒たち、保護者、観覧してくださった方々からコメントをいただいていますので、それを紹介させていただきます。

生徒から

  • ハードルを上げられて緊張したけど、頑張ってできた。できてなかった所もあったけど来年の改善点としたい

  • 練習すればするほど緊張がなくなる

  • とても緊張しました。でも、プレゼンの練習の時よりかもっと良いプレゼン発表ができたと思いました。そして、自分が1番伝えたい事を言えたのでとてもよかったと思います。

  • 楽しかったです リハーサルではとても不安でどんなふうに作れば見てる人たちにどうやって注目してもらうかを考えました。実際にとても震えた。けどいいたいことはいえたし満足です。

  • みんなのプレゼンがリハーサルと比べてまむちゃくちゃ成長している事が分かりました。僕も次回は○○君のように保護者を楽しませれるプレゼンを作りたいです。

保護者から

  • 皆さんの発表とっても楽しく拝見させていただきました。自分の子どもの時は少しハラハラしながらみていましたが、思っていたよりずっとしっかり発表していて、頼もしく思いました。

  • 緊張したと思いますが、子どもたちが話す言葉に感動しました。大人の私でもこんなことできません。

  • 本当に子供達の成長を感じて感動しました。大人でも人前で話すのは緊張してうまく話せなかったりすることも多いと思うんですが、みんな堂々と自分の一年間を発表していてその姿にまず感動しました。中学1年でこれだけ自分の思いを人に伝えられたらすごいと思います。心配なことが多い日々でしたが、それぞれの個性も活かされていて、本当にその子の持っている力がもっともっと発揮していけるんじゃないかと希望が持てました。
    今後のまなび創造コースがとっても楽しみにななりました。

  • 感じたこと、考えたことは表現しないと伝わらない。みなさんの一年の成長が記録され、届ける手段を得たことがとても有益だったと実感しました。アウトプットの場を与えてくださりありがとうございました。

観覧した方から

  • 他に言葉が見つからないので月並みな言葉になってしまいますが、ほんとに素晴らしい学年末プレゼンでした。生徒自身はおそらく気づいていないと思いますが、生徒一人ひとりがとてつもなく貴重な経験をしていますよね。それが、自分の言葉で喋ることにつながっているのだと思います。プレゼンテーションの練習だけでは到達できないプレゼンでした。

  • 生徒さんたちが堂々と自分の言葉で表現していることが本当に素晴らしかったです。中学1年生でこれだけ話出来たら、卒業までで立派な講演家になれそうです。生徒さんたちの今後の成長が楽しみです。

  • 生徒さんたちのプレゼンを受けて、自分自身の探究もできました。学ぶことが多かったので、また自分の中で整理したいと思います。

終了後にいただいたアンケートの一部ではありますが、紹介させていただいております。(一部、文言を整えさせていただいております。ご了承ください)

教員からの感想

コースに携わる教員の立場で、感想を書いておきます。
いただいたコメントを見ながら、生徒たちがプレゼンテーションに向き合えたことが何より大切なことだなと感じています。私自身、大人の前で、学校の外側でプレゼンテーションをする機会があります。彼らと同じような等身大の熱量を聞き手に届けられていただろうか。そんなことを振り返るきっかけになりました。長年培ってきたしゃべりのテクニックに逃げていないか、スライドのデザインの陰に自分の言いたいことを隠していないか、口当たりのいい当たり障りのないことを伝えていないか。プレゼンテーションを比較することは、本質ではないかもしれませんが、彼らの等身大の伝えたい「言葉」の持つ力から、大人が逃げてはいけないなと改めて感じています。
保護者の方、関わってくださる大人の方々と共に、生徒たちの成長を止めない環境づくりをしていきます。



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